
FM-1参戦記 振り返り&開発ウラ話(後編)
FileMakerは止まらない!
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FM-1グランプリに参加しましたよーっという振り返り。
やり残したことへの後悔やら、なんか色々とざっくりと。開発ウラ話の後編です。
どんなゲーム作ったか?はこの辺をさらっと目を通していただければ...
▶️ 予選第3回講評
▶️ 予選第1回講評
ちなみにもう少し技術的なことは、QiitaのFileMaker Go Advent Calendarに掲載予定です!?
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第三者の意見を取り入れる
前編にもちらっと出ましたが、ゲーム大好きっ子な旦那氏を巻き込み(勝手にw)デバッガー兼アドバイザーとして、ゲーム作りの相談をしていました。
やっぱり第三者の意見ってのは貴重ですね。自分ひとりだとなかなかアイデアは思いつかないもんです。
対人対戦だけにつけたんですが(後で思ったらCPU戦でもつければよかった)あの、GetSensor関数使った例のやつ。
GetSensor関数自体使ったことも見たこともないし...なんか数字はいっぱい取れるけど、どうやって使えばいいのよこれ...と長い間悩みましたw
そんなときにお世話になったのがこのサンプルファイルです。
fmgo.jp 試してみよう! 新しいGetSensor関数
このアプリを参考にして、最初はボタンを押して5秒間、傾きXYZ軸全部の値を拾ってきて、パラメータを生成してました。
自分の中では、んーまぁなんか分からんけど、とりあえず対人バトルできたぞー!って意気揚々と旦那に見せたところ…
何のためにぐるぐるとiPhoneを回さなきゃならんのか、めんどくさい? (ビシッ)
QRコード読み取りあってただでさえ待ちの時間差あるのに、5秒も待てない、長い? (バシッ)
もう少し簡単な動作にして、わかりやすくした方がいいんじゃない?とにかく意味がわからん✊ (ドカーン)
てな感じで、忌憚のない意見を浴びせられ、私の心は見事KO…?
まぁでも確かに、自分でもなんかちょっとしっくりこないな...って思ってる部分を的確に指摘されたなぁと。自分だけだと、まぁこれでいっか…って投げやりになってたところなんですが、第三者の意見があると、まぁ〜そうですよね〜わかるわかる…(分かってんなら先やれw)
んじゃどうすりゃええかと、相談&検討した結果…画面を縦向きに水平から手前に90度までの倒す角度をランダムに指定して、3秒以内にぴったり合わせれば最大出力でパラメータが生成される、っていう仕様に落ち着きました。

お題の角度に近づけば近づくほど、メーターみたいな感じで ? の数で表現。(これも旦那案)最終できあがったものを見てもらった時は、まぁまぁ良い反応でした?
あとは実際にプレイしてる様子とか、動作にまごつく箇所とか反応を見ながら、ところどころ微調整していきました。
それでも説明不足な部分はまだまだあるなぁ...と、感じます。iPhoneだと特に表示の領域が限られるので、難しかったですね。
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サンプルファイルを活用する
先ほども挙げた、GetSensorのサンプルファイル。と、もう一つ忘れてならないのが、QRコード生成のサンプルファイル。
fmgo.jp QR コードを FileMaker Go で作成 【fmQRcode】
今回、どちらもありがたく活用させていただきました。(でないと完全に納期に間に合わなかった...)
ちなみに余談なんですけど、アドオンにバーコードジェネレーターってあるけど、QRコードねぇし!他のは全部あるっぽい?なんそれ!?♀️
前編で断念したのって、結局良いサンプルや参考情報が見つからなくて、自分の力だけじゃどうしようもなくって諦めた、っていうところがありまして。
まぁその辺に自分の限界点を感じるわけですけども...人のふんどしで相撲を取ることで、今までのらりくらりとやってきたわけで、それが良いとも悪いとも言えないと思いますが、限られた時間の中でいかに効率よく、目当てのものを作り出すにはどうしたらいいのか?って考えたら、先人の知恵や情報をかたっぱしから拾い集めて、いい感じのものを取り出して使う、みたいな方法がやっぱり手っ取り早いなーと思ってまして。
Hello World!からやり直せと言われようが、それになんの意味があるんだと、100円くれるならやってやんよ、と(守銭奴め!)体系的に学ぶことに拒絶反応が出ちゃってまして。いやいや、そんなんじゃダメだ!って、はじめての〇〇とかって本を買ったりするんですけどね、続かないんですよね...こんなんやったって意味ねーや、ゲームしよってすぐサボっちゃう。(いやいや、そんなんじゃダメ!以下ループ...)
とりあえずは、それの意味を分かってて、何か起きた時に自分でなんとかできる、って思ってるなら別にいいじゃん、と考えてます。(まぁでもこういうコンテストで堂々と活用しました!と言うのはどうなんだろうか?)
今回のQRコードとGetSensorに至っては、講評でほぼ答えみたいな感じでアイデアいただいてやっただけだし、自分だけでやってやったぞ!感はゼロに等しいような...? 少ないけど自分が知ってる部分とサンプルや他の人からの知恵をお借りして得た知識なんかを色々と組み合わせて完成させたってことで、一旦は自分のもんとしておこっかなと思います。
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まとめ
次回(あるのか分からないけどw)参加される方へのアドバイス的な...?そんな偉そうに言えた口でないですが、とにかく作って出してみる、っていうのが一番大事なのだと思います。
今回はかなりレベルがインフレ状態で、予選ごとにどんどんすごくなっていく感じがあって、こんなん同じ土俵に立ってていいのか?なんて思うほど、冷静に考えたら、うわーはずかしーって思いますね? まぁ普段生活してたらこんな風に思うこともないし、非日常感味わえるエンタメだと割り切って、思い切って挑戦してみては?と思います。
あとまぁ気をつけるというか、運営の中の人たちはSNSで絡んできますので(?)プレッシャーに負けないよう、惑わされないように頑張るってのがひとつあります(なんだそれw)ちなみに私は運営の中の人たちとは関西繋がりで知り合いではありますが、知り合いだからこその妙なプレッシャーを個人的に感じてましたw あと、余談ですが「FM-1グランプリ」というイベント名について。
いやぁ…イベント名についてはあのとき軽い気持ちで何気なく言ったまでで、まさか数日後に本当にその名のイベントがぶち上げられるとは…?
— みっく? (@hncos) November 15, 2021
実はFM-1グランプリの開催前にひょんなことから運営の方々とお話しする機会がありまして(どうもその時がFM-1開催に向けての初回集まりのようなものだったと思われ)そのときはこんなことやるねん〜と、へぇー面白そうっすねぇーなんて軽く返事してて。じゃあ、イベント名どうする?ってときに、FileMakerをFMって略すから、FM-1グランプリってしたらどうすか?M-1みたいな感じで〜とかって、何気なしに言った一言がまさか、まさかですよ...。数日後に告知サイトみて、ほんまにやるんや!とw しかも、毎回ムービーまで用意していただいて(M-1の漫才前にあるコンビの紹介VTRみたいなのもマネして、とか言ったばかりに...? )いやー、本家(?)のように、毎年の風物詩になっていただければ、楽しみが増えていいんじゃないでしょうか。知らんけど(とりあえず文末につけときたい単語)
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ゲームづくりって大変だし色々と諦めたこといっぱいあるけど、なんかしら形になって動いたときには、おおーっ!とちょっと嬉しさが普段と違いました。普段は業務に使うシステム作ってるから、遊び全開で考えるのって初めてで、普段使っていない部分の筋肉を動かしてるような感じでしたね。なんか他にももっと作ってみたいな、なんて思ったり...✨
何にせよ、自分のアイデアを形にするって素晴らしいことですね。FileMakerだからこそなのかもしれませんが、いろんな作品があってほんと面白いなーって思います。ほんと懐深いなFileMaker。
いやぁ、システム開発って、ほんと面白いですねぇ。